日電協は11月25日に創立30周年を迎えました。この30年間は警察庁をはじめ関係行政当局、さらには遊技機に携わる業界関係団体の皆様ならびに多くのファンの方々からご理解、ご指導、ご支援を賜り心から感謝申し上げます。創立当初の1980年(昭和55年)から今日まで、試練と成長の30年間であり、この30年を節目に、健全化とともにゲーム性に富む新しい大衆娯楽の創造を目指し、ファンの方々に愛され、業界の皆様に安心して使用していただける遊技機をご提供できますよう、決意を新たに取り組む所存です。
日電協の誕生
1980年(昭和55年)、パチンコのフィーバー機が一大ブームとなったこの年、新しい大衆娯楽としてパチンコ型スロットが開発されるなど遊技業界にとっては新しい時代の幕開けでありました。その中で健全化を図り新しい大衆娯楽を目指して、パチスロメーカー10社が集まり、大阪通産局の組合設立に対する認可を得て、11月25日「日本電動式遊技機工業協同組合」は誕生しました。
パチスロブーム
パチスロをパチンコ島へ設置するためには、コストはもちろん、小型化を実現しなければなりませんでした。そこで、マイクロプロセッサーとパルスモーターを組み合わせることにより、コンパクトなパチスロの開発に成功。これにより、1980年には25,000台しかなかったパチスロが、1984年には約6倍の145,000台へと設置台数を拡大させました。設置台数の拡大は、ファン獲得にも繋がり、その後パチスロは人気を博すこととなりました。
試練から再浮揚へ
全盛期には設置台数約200万台を誇ったパチスロですが、2004年の規則改正を契機としたパチスロの魅力低下がファン離れ現象を誘発していきました。設置台数が年々減少する中、日電協の各メーカーは事態を打開すべく、2008年に「5号機に対するファンの意識調査」を実施。2009年には日電協の呼びかけで、健全化に向けた「回胴式遊技機製造業者連絡会」を設立、2010年2月には回胴遊商との共催で「何とかしようよ!パチスロ文化」討論会を開催、さらに7月には「8月4日はパチスロの日」を制定するとともに、同じく回胴遊商との共催で「ファン感謝キャンペーン」を実施するなど、パチスロの再浮揚を目指した活動を積極的につづけています。これらの活動に伴い、新しいファン層を獲得するとともに設置台数も徐々に増加傾向を見せています。
総合司会:日本テレビ 古市幸子アナウンサー
(1)開会の辞(日電協):佐野副理事長
(2)主催者挨拶(日電協):里見理事長
(3)来賓祝辞
(4)懇親会
(5)閉会の辞(日電協):兼次副理事長
30周年の記念日に当たる11月25日、皇居を間近に臨む「東京會舘」において、記念式典を開催しました。式典参加者は約210名で経済産業省関東経済局課長、警察庁保安課長、国会議員の諸先生及び業界関係各団体諸役員の方々のご臨席いただき、盛大に行われました。
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記念式典は佐野副理事長の力強い開会の辞により開会し、主催者を代表して里見理事長の挨拶が行われました。
会場状況
佐野副理事長
里見理事長
ご来賓の方々からご祝辞をいただきました。
勝本経済産業省関東経済局課長
加藤警察庁生活安全局保安課長
石関衆議院議員
平沢衆議院議員
特別福祉費の寄贈に対して日本赤十字社・車椅子の寄贈に対して社会福祉協議会・口蹄疫対策費寄贈に対して宮崎県からそれぞれ感謝状が寄せられ、授受式を行いました。
日電協30周年特別企画「パチスロ川柳コンテスト」の募集結果の発表後、日電協大賞・優秀賞4名の方々の表彰式を行いました。
回胴式遊技機商業協同組合伊豆理事長から、挨拶とともに中締めが行われ、最後に兼次日電協副理事長の閉会の辞により、華やかなうちに閉会となりました。
伊豆回胴式遊技機商業協同組合理事長
兼次副理事長