新年のごあいさつ

パチスロファンの皆様には、平成27年の新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。

日本電動式遊技機工業組合理事長 里見 治

さて、日頃ご愛顧頂いておりますパチスロ機でございますが、昨年、レジャーが多様化する中でも一定の支持をいただくことができました。これもひとえにユーザーでありますファンの皆様のお蔭だとこの紙面をお借りして深く感謝申し上げます。

東日本大震災復興支援活動では、回胴遊商と当組合が協力し、福島県郡山市内において「浜通りふるさとまつり」を盛大に実施しました。これらの活動については社会から広く感謝され、一定の評価を受けているところであります。

また、これとは別にパチスロ業界全体の発展のために東京・秋葉原で実施した「8月4日はパチスロの日回胴祭2014」では、これまでで最高の約1万3,000名(昨年約7,000名)の来場者を迎え、盛大に実施させていただきました。これらにつきましては、直接足を運んで頂いたファンの皆様のお蔭と重ねて深く感謝申し上げる次第であります。

さて、本年の日本経済について展望しますと、一部には明るい兆しが見えるものの、消費の拡大には結びついていないなど、景気の本格回復には程遠い感じで、先行きについても依然として厳しい見方が多く、成長軌道を確実なものにするための構造改革の敢行がさらに求められている状況であります。

こうした不透明な経済環境の中で、遊技業界については、遊技人口が1,100万人から970万人と昨年発表となり、遊技人口の減少に歯止めがかからず非常に厳しい情勢となっております。特に若者のパチンコ・パチスロ離れが深刻な問題となっており、如何にして遊技人口の減少を食い止め、集客数の拡大を図って行くかが、 我々に課せられた共通の課題だと思っております。

また、パチスロ業界では皆様ご承知のとおり、昨年、行政からパチスロ機開発の方向性と保通協による型式試験状況を踏まえたご指導を受け、今後のパチスロ機の開発・販売をめぐり大幅な自主規制を余儀なくされ、大きな転換期となりました。

日電協としても、このような状況を真摯に受け止めるとともに、今後とも、原点である「ファンに喜ばれる遊技機を提供することが使命」であることを十分認識するとともに、若者世代にも受け入れられ実際に足を運んでもらえるような、魅力ある遊技機造りに全力を傾注し、業界全体の発展のために専心努力する所存であります。

ファンの皆様、もっと面白い、ドキドキ、ワクワクする遊技機を皆様に提供して参りますので、本年もホールへ足をお運び頂きパチスロで楽しんで頂けますようお願い申し上げますと共に、皆様のご健勝を心よりご祈念申し上げまして新年のご挨拶と致します。

日本電動式遊技機工業組合 理事長 里見 治